大切 に気付く事
私の何がいいのだろう
未だに分からない
あなたのどこが好きなんだろう
沢山理由はあるけれど
決定打が定まらない
あなたは
初めて会った時
欅並木を見ながら 季節の移ろいを話す私見て
先の姿が想像できたと
そう言っていた
好きなだけでは
将来を見据えられるほど甘いものではないのだろう
考え方や
ものの捉え方の違い
あまり気にしてはないけれど、ちょっととは言えない歳の差も。
厚かれ
薄かれ
スムーズには進めない壁が私の気持ちを阻んでいくんだ
この人と隣に並ぶと心地よくて
空気が重くならない
大事な事はちゃんと言葉にしてくれる
並んで立つ安心感はあれど、
同じ方向を向いて歩む姿がどうしても想像できなかった
「会える事」に
次
はないかもしれないよ
それを聞いた途端、
びっくりするくらい悲しくなった
自分が思う以上に
大切な人になっていたんだと気付いた瞬間だった
仕事柄か
父のこともあってか
人の死には敏感な方だと思う。
感情移入してしまった患者さんの死には
思わず涙がこぼれてしまうし、
いずれ来るであろう家族の死を想像しては泣きたくなる。
失いたくない大切の中に
あなたがいた。
離れる事を想像したくなくて。
ずっと一緒にいられたらいいな。
大切な
家族に
なりたいと。
はじめての感情と
自分の正直な気持ち。
これからを考えては、
マイナスを思い描いてしまうネガティブな悪い癖。
相変わらずの自信のなさが
その願望を打ち消そうとしてくる
少しなのか
まだまだなのか、
誰も分からない将来の
私のほんとうの気持ちなんだと思った。